静岡県職員が職場で自殺した事件から考える。公務員のパワハラ改善方法とは

SPONSORED LINK
公務員志望の竹田くん
静岡県職員が職場で自殺していたことがニュースで取り上げられていましたが、公務員のパワハラ問題についてどう思われますか?

 

こういった質問について、お答えします。 

 

この記事を読むメリット

  • 公務員のパワハラ問題に対する物の見方が広がる
  • 制度・システム改善をすべきだという視点が身につく

 

 

元県庁職員、公務員歴14年の

ストーリークリエイター

ハル(harumizuki423)です。

 

 

このニュースですね。確認しました。

静岡県職員が職場で自殺 5年間で12人、2年前にはパワハラ自殺… |産経ニュース

 

▼2019.2.8報道:静岡県職員が職場で自殺 5年間で12人、2年前にはパワハラ自殺… 

今月初旬、静岡県職員が職場で自殺していたことが8日、関係者への取材で分かった。静岡県警で状況を調べている。

静岡県では平成29年に当時の所属長からパワハラを受けた職員が自殺していたことが発覚しているが、今回の事案でもパワハラの有無を確認している。

職場で自殺したのは、静岡県東部の出先機関に勤務する職員。採用後に職種転換を経験しており、慣れない職務がストレスになったのではないかとの指摘もある。

静岡県によると、29年度までの5年間に自殺した県職員は12人。

今年度に関しては、八木敏裕・行政経営局長が1月24日の知事会見の際に「自殺の事例はない」と答えている。川勝平太知事は同日の会見で「5年間で10人を超える方が自らの命を絶った。しかも職場のことが原因であるとすれば由々しきことで、あってはならないことだと思っている」と述べている。

29年にパワハラを受けて自殺した職員は、同年1~3月にかけて当時の所属長から「役に立たない」「日本語が書けない」などと暴言を吐かれ、3月に自殺した。

県は今年1月、この事案をパワハラであると認定し、当時の所属長を減給3カ月の処分にした。

 

 

今回は、このニュースと

公務員のパワハラ問題について

ぼくの考えを書いていきます。

 

 

SPONSORED LINK


 

あらためて日本の自殺者数について

厚生労働省ホームページ

「自殺の統計:各年の状況」の

平成30年の年間速報値」によると、

20,598人が自殺で亡くなっていると言われています。

 

 

ぼくが精神保健・自殺予防担当として

役所で働いていた当時は

年間3万人以上自殺で亡くなっていたので

数字の比較だけ言えば、下がってます

 

 

が!

 

これは本来、

年ごとに比較できるものじゃないんです。

 

 

それはなぜか?

「新しく」20,598人が亡くなってしまったからです。

 

 

比べるとしても、

「自殺に追い込まれていくスピードが落ちた」としか

言えません。

 

 

交通事故での死亡者数もそうで、

交通事故にあって亡くなる人が増えた、

減ったということしか言えません。

 

失業率の場合、

働く人が増えたら失業率は下がりますが、

自殺死亡率が下がったとしても

死んだ人は蘇りません。

 

 

 

そんな国内の状況ですが、続いて

今回の静岡県職員のパワハラでの自殺の

ニュースについて、

元公務員のぼくが書いていきます。

 

 

 

問題ポイント①職種転換と慣れない職務でのストレスについて

採用後に職種転換を経験しており、慣れない職務がストレスになったのではないか

 

土木職や福祉職や保健師、

精神保健福祉士のような

スペシャリストと違い、

行政一般事務の職員は、

ジェネラリストとして採用されます。

 

 

なので、今回亡くなった方が

「適材適所がなされていて、

能力が発揮できる環境で勤務できていたか」

ここがポイントになります。

 

 

静岡県がどのように人事異動を

おこなっているのかはわかりませんが、

実際どの自治体も職員数が減っていて忙しいですし、

メンタルを崩して病気休暇になる職員もいます。

 

その穴を他の職員を異動させて

埋めるしかないこともあります。

 

 

所属長も忙しく課の職員1人1人と

定期的に面談をしていないの現状で、

コーチとしての役割を果たせていません。

ここは改善すべきポイントですね。

 

 

あと、1度人事異動で配属先が決まると、

「異動させてください」と言っても

数ヶ月で異動させてもらえた話なんて

聞いたことがありません。

 

全く適性と違う職種、仕事内容を

担当することになってもそう簡単には

配属先を変えてもらえないでしょう。

 

 

自殺で亡くなった職員の方もこの点で

かなり悩まれていたのかもしれません。

 

 

良く言えば「幅広いジャンルを経験できる」ですが、

ジェネラリストだからこそ注意すべきポイントです。

 

 

所属長と人事担当が連携して

職員本人の適性をとらえ、キャリアアップに

貢献していくシステムが必要です。

 

 

 

問題ポイント②所属長からの暴言について

29年にパワハラを受けて自殺した職員は、同年1~3月にかけて当時の所属長から「役に立たない」「日本語が書けない」などと暴言を吐かれ、3月に自殺した。

 

公務員業界に限らないことだと思いますが、

暴言を吐く所属長や、侮辱的なネガティブな言葉を

使う上司は一定数いますよね。

 

「指導です」と

言う管理職もいますが

 

しかし、

それは逆効果です。

 

管理職に就く上で

勉強不足としか言いようがありません。

 

 

勉強不足だと言わざるを得ない理由

職場で話される会話の

ポジティブな言葉と

ネガティブの言葉の

比率を調べた、

ノースカロライナ大学の

研究結果があります。 

 

ポジティブな言葉と

ネガティブな言葉の比率が

3:1以上のチームは、

ビジネスでも高い利益を上げ、

メンバー同士の評価も

高いことがわかりました。

 

 

 

最も業績の高いチームでは、

ポジティブな言葉と

ネガティブな言葉の比率が

6:1まで達していたと

言います。

 

 

一方、

ポジティブな言葉と

ネガティブな言葉の比率が

3:1を下回ったチームは、

会社への愛着が低く、

離職率が高いことが

わかったのです。

 

 

相手のことを思って

指摘すべきことも

あるでしょうが、

大事なのはその比率。

 

 

ポジティブな言葉で

信頼関係を作ってからすべきです。

 

 

こういう勉強不足な上司を守り、

職場の改善をおこなわない組織に

未来はないでしょうし、

「そんなところで働きたくない」と

思われてますます苦しくなっていくでしょう。

 

 

 

まとめ

  1. 所属長は時間を工夫して職員と面談をおこない、コーチとなるべき
  2. 適材適所をおこない職員が活躍できる運営システムが必要
  3. 暴言を吐くパワハラ上司を守る組織に未来はない

 

 

ぼくが働いていた職場でも

パワハラで自殺した職員がいます。

 

その職員も今回のニュースの話と

似た経験をしていました。

 

 

所属長といえど、人間です。

環境やシステムに強い影響を受けます。

 

 

悪名高い心理実験「スタンフォード監獄実験」で、

「看守役」と「囚人役」に分けて刑務所生活を再現したら

看守役の行動がエスカレートしたという

研究結果もあります。

 

 

特定の人を攻めるのではなく、

組織として職員が働きやすく活躍できる

システムを作っていく必要があるのは間違いありません。

 

 

今回は以上となります。

ありがとうございました。

 

 

ハル(harumizuki423

 

 

 

 

あわせて読みたい

▼関連記事

【第1章(50ページ無料公開中)】公務員歴14年の経験とこれからの生き方を綴ったハルの著書「グッバイ公務員」

公務員の仕事内容や業界・システムに疑問がある人はぜひチェックしてください。

 

 

▼関連記事

公務員になることで得られる5つのメリット(デメリットもあり)

 

 

▼ハルのSNS

Twitter

Instagram

YouTubeチャンネル「HARUのメンターroom

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

▼この記事を今すぐSNSでシェアする▼

ABOUTこの記事をかいた人

HARU/ストーリークリエイター

35歳、2児の父だけど公務員歴14年で退職してフリーランスに。著書『グッバイ公務員』を書籍化するためクラウドファンディングを行ったところ、38日間で115人から609,806円を支援してもらいSUCCESS!!/”安定を捨てての挑戦”を身をもって示します。職業:ストーリークリエイター